フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

当たるが八卦

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毎週楽しみにしている大学院の講義がある。西川潔教授のデザイン史だ。先生の専門である広告景観についての話は新鮮で興味が尽きない。が、それ以上にクラスメートの発表が面白いのである。先生は自分の研究の紹介もされるが、僕ら学生からの発表を常に求められる。テーマは個々に任せられるが、皆が未知のものが望ましいとされる。たまたま分野の違う学生が揃ったので発表は多岐に渡る。

 

今週は中国からの留学生Kさんの発表だった。内容は日本と中国の古き良き景観の写真紹介だった。そこで紹介された中国の村が素晴らしかったのだ。村の名前は「諸葛八卦村」。上海から3時間ほどのところにある小さな村だ。名前から想像できると思うが、三国志に出てくるあの諸葛孔明の末裔がいまでも暮らしている村として有名な村であるらしい。住民の苗字はみんな「諸葛」だそうだ。

 

この村、村の中央に大きな人工池があり、それが陰陽を意味している。この池から八方向に道が伸びていて、占いの易で使われる八卦の形を成しているのだ。つまり村全体が易で守られている。八つの道の先には八つの山があり、自然の防御壁となっていて、これまで戦乱にまみれたことが無いらしい。さすが希代の軍師、諸葛孔明の生きた村だけあって鉄壁の守りを自然に備えているようだ。

 

こういった村全体の作りも面白いが、実は村の建物が美しいのだ。まるでスペインの村を見ているような統一した白壁の家屋が池の周りを整然と囲んでいる。是非、諸葛八卦村とググって写真を見ていただきたい。そして村人たちは素朴で昔ながらの生活を守って暮らしているようだ。いつか行ってみたいなあ。Kさんと同じクラスにならなかったら死ぬまで知らなかった土地だろう。これだから大学院はやめられないのだ。