お盆であるが帰省もせず、静かなステイホームである。おまけに夏風邪まで引いて、まったく活動したいと思わぬ始末。仕方が無いので、夏休みの宿題でもするか。って、単に先延ばしにしてただけだ。いくつかある宿題のなかで、好きな芸術家とその作品の制作過程についてのレポートというのがある。
自由に選べるので、やはり自分が好きな芸術家を選びたい。僕は、以前にもブログで書いたダダイストのクルト・シュヴィッタースにすることにした。しかし、この人についての本が少ないのだ。以前、ブログで書いたのは1983年に日本で開かれた彼の展覧会のカタログを買えた話だった。これが今回役に立つだろう。
あとは図書館頼みだ。しかし今は便利な時代だなあ。区立図書館はもちろん、国立国会図書館まで、自宅で調べることが可能なのだ。区で数冊、目星がついた。国会図書館では1960年のシュヴィッタース展図録の複写を依頼できた。これですべてかな、と思っていたが、念のためしつこくググりまくったら、、、一個出てきた。
1963年の美術手帳にシュヴィッタースの記事があったのだ。そして古本屋で買うことができると。迷わずポチッた。届いた本はとても状態が良くて、とても57年前の雑誌とは思えない。記事は5ページほどであったが、内容は濃く、買って正解であった。おまけに自分が1歳の頃の雑誌を読めて楽しかった。ちょっとしたタイムスリップだ。