先日、我が家の北側のベランダを鳩から守っている烏隊長のことを書いた。南側も上階に鳩が訪れる気配があり、しばし彼に南側の監視に移動してもらっていた。しかし南側ベランダは、洗濯物を干す場であり、頻繁に出入りするカミさんからクレームがついた。「ベランダで烏をみるたびにギョッとする」と。残念ながら烏隊長には、元の北側ベランダに戻ってもらうことにした。
いまは在宅勤務の日々で日中家にいるため、南側ベランダを眺めて仕事をしている。すると、上階に鳩が来るのを目撃するし、先日は我が家のベランダにも二羽、侵入をはかってきた。やはり、守衛が必要だ。アマゾンで調べてみると、烏以外にも有力な守衛が見つかった。梟だ。眼光鋭い梟は、鳩や雀にとっては脅威のようで、鳥除けに様々な模型が見つかった。早速注文だ。
で、はれて我が家の南側守衛隊長に就任したのが写真の梟だ。なかなか良くできている。大きな目は敵を威嚇するには十分だ。これはカミさんもOKだった。やはりハリーポッターの影響が大きい。映画で登場する梟は賢く、可愛らしかったもんな。ヘドウィグだったっけ。うちに赴任してきた梟はもっとワイルドだ。これなら、鳩たちも近寄ってはこれまい。ついでに小鳥も来ないのは寂しいけれど。
梟はベランダの椅子に鎮座し、24時間外を鋭いまなざしで見つめ続けている。部屋からはその後ろ姿が見えるだけだ。しかし、その背中を見ているとすごく安心できる。正直烏隊長より頼りになりそうなのだ。何というか迫力がある。男の背中は履歴書などとよく言うが、梟の背中はなかなかの履歴を語っている。ということで、我が家は、北は烏、南は梟、玄関はシーサーという守備体制となった。万全だ！
