フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

葉に触ること

Nick Knight: Flora

葉の大きい植物が好きだ。なので家ではウンベラータを2鉢育てている。でも本当はもっと大きくて肉厚な葉の植物も育ててみたい。葉っぱを見たり触れたりするのが好きなのだ。家では大きな植物は無理だが、会社では最近、働き方改革の一環としてそこかしこに大型の植物が置かれるようになってきた。

 

トイレにいく途中のロビーに、大きな鉢の観葉植物が2つある。僕はトイレに行くときは必ず、それらの葉っぱを触って通る。とても癒されるし、元気をもらえるのだ。誰かいるときはやらない。怪しい人に思われそうなので。以前も書いたが、観葉植物は元々は熱帯雨林で育っていたもの。自分の周りを獣や鳥が通ったり、雨風が吹き付けたりで、接触に囲まれて育ってきたと。

 

なので、何も触らない、というのは自然な状態ではない、と出入りの植物管理会社の人から聞いた。それを聞いてからは自信をもって、「動物通ります」と心の中でつぶやきながら、植物の葉っぱに触れる。ただ叩くだけのときもあるし、なでたり、揺らしたり、厚みを感じたり。元気な葉っぱは、感触もいい。

 

実は外を歩いている時もこれに近いことをたまにおこなっている。樹木の幹を触るのだ。日本の街路樹は葉が大きいものは見かけない。代わりに幹を触ってみる。叩くことも多い。こちらは葉っぱと違って、時間を感じる。おいおい、叩いてる君よりずっと先輩なんですけど何か?と言われ返されるような、厚みと力を感じる。データは肉体で触れないが、植物は触れる。これを感じること、大事にしたい。