フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

見上げればそこに

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台風が行き去って二日目。近所の路上で、ふと空を見上げたら気づいたことがある。電線と電柱が無いのだ。うちの近所の通りからどちらも消えている。いつからなのかは分からないが、電柱の代わりに立つ茶色の電灯はまだ真新しいので、最近のことなのかな。全く気づいていなかった。どおりで空が広く見えたわけだ。

 

早速調べてみた。東京都は令和2年・2020年までにまずは都道から無電柱化を進めているのだそうだ。東京都建設局のサイトを見ると、説明ビデオがあり分かりやすかった。特に無電柱化の工事の流れが面白い。大きなパイプに現在の電線を通し、地下に埋めるのだが、その際、水道管やガス管の移設も伴う。最近、水道管、ガス管の工事が多いのはそのためでもあったのか。

 

無電柱化のメリットは沢山あるそうだ。①景観が良くなる ②歩道が広く通りやすくなる ③災害時に電柱の倒壊や電線の落下などがなくなる 良いことだらけではないか。電柱の代わりに立つ電灯も、公共工事には珍しく(笑)デザインも悪くない。フォルムがシンプルで、茶色もグッドだ。景観を邪魔せず、スッキリとしている。

 

五輪に向けての整備の一環という意味も大きいと思うが、ずっと生活していく都民としては大歓迎な施策だと思う。できればあと2つ希望あり。ひとつはゴミ箱。海外に行くと、公共のゴミ箱が歩道のそこかしこにあって便利。日本の場合、家庭ゴミを持ち込む不届き者がいるから設置しないのだろうが残念だ。もうひとつはベンチ。これも海外ではよく見かける。ベンチを寄付すると、寄付者の名前や好きな言葉を刻印できたりする。この2点が揃えば、東京はもっと素敵になると思うんだが、無理かしらねえ。