フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

ジョン・グリーン月間

どこまでも亀 (STAMP BOOKS)

今月、ジョン・グリーンを知りました。なんでもっと早く知れなかったのか。いや、いま知ったからこそ、彼の多くを味わえるのだ。などなど、一冊読んだだけで勝手に苦悶してしまうほど、僕にはインパクトの高い小説家でありました。すでにアメリカではもっとも人気を集めるYA作家なんですね。

 

最初に読んだのが「どこまでも亀」。脅迫性障害に悩む16歳アーザと、大富豪の父親が失踪中のデイヴィスの繊細な恋の物語。亀のくだりは最後半で出てきますが、多くは語りません。夢中で読みました。アメリカのYA(ヤングアダルト)は本当にレベルが高いので、大人が読んでも読みごたえがありますね。

 

いま手元にある二冊は「さよならを待つふたりのために」と「アラスカを追いかけて」です。最初のは2014年に映画化されてますね。邦題は「きっと、星のせいじゃない。」。予告編をYouTubeで見ました。やばい、予告編で充分泣ける。そしてもう読まなくてもほぼ筋わかってしまった(笑)。

 

「アラスカ」は転校生の話。僕、転校生の話に弱いのです。親の仕事の関係で、小学校を転校で4校も行ったものですから。別れと出会いの連続。そりゃ変な子にもなりますよね。でもね、この「変」が味になったりするわけです。大人になって気づいたのですが。ちなみに「アラスカ」は地名ではなく、主人公の前に現れる魅力的な女の子の名前なんだとか。センスがいいなあ。楽しみだ。

 

ということで、勝手ながら僕にとって今月は「ジョン・グリーン月間」といたしました。浮気はしません、たぶん。