ステイホームで家にいる時間が増えたが、我が家はテレビゲームはやらないので、娘の自由時間は映像を見るか本を読むかが多い。ちょっとつまらなそうな顔を見て、ふとこの本のことを思い出した。「ミッケ!」シリーズだ。すごいクオリティで作られたビジュアルから、指定されたアイテムを探し出すパズル絵本。
数年前にハマって、何冊か買っておいたけれどしばらく忘れていた。久しぶりに取り出して、娘に見せるとすぐに夢中になった。これ、実は子どもより大人の方がハマる可能性が高い気がする。とにかく、それぞれの問題ページの写真が素晴らしいのだ。見知らぬ街の風景だったり、ジャングルだったり、廃屋だったり。
その中に絶妙に隠されたアイテムたちは、そう簡単には見つからない。まったく子供だましではないレベルだ。なので、コンプリートするのには、かなり時間がかかる。へたすると数日かかる時もある。そして何よりいいのは、答えがどこにも書いていないところ。あくまで自力で探し出さねばならない。
家族が寝たら、ちょいと僕もページをめくってみる。これが相当にやばい。アイテムを見つけられず、中断できなくなるときがあるからだ。これを機にミッケ!の他の本も買うことにしよう。古本なら安く手に入る。ビジュアルは、動ないし、音も出ないし、変身もしないけれど引き込まれる。夏の夜のお供のひとつに、いかが。