フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

トロタクマキの巻き

おすしのずかん (コドモエのえほん)

寿司。そう書いただけで幸せになる。そんな食べ物って少ないのではないか。パスタ。これはそんなに幸せにはならない。いや、パスタも好きですよ。ただね、何というのかな、言葉の響き、シズルが圧倒的に勝るのだ、寿司は。SUSHI、試しにアルファベットにしてみると、これはこれで幸せ感上がった気がする。異国で出会う決して美味くはないが一応寿司の形をしたSUSHI、そこにも幸あり。

 

寿司ネタの話だ。どのネタも好きなのだが、最近密かに「トロタク巻」にはまっている。巻物ってなぜか最初は頼まない。一通り好きな握りを食べて、そろそろ締めだよね、ってときに何にするか。あれも食べてない、あいつも再度食べたい、などと心の中で葛藤が起きる。しかし胃の方はすでに満腹指数95%くらい。さあどうする。どうするのだ自分。ってときに、最近はトロタクなのだ。

 

寿司は魚と米のハーモニー。しかし、そこには巻物という名脇役もいる。こちらは、海苔という強力な武器を持つ。なかでも鉄火巻きは、魚、米、海苔、3つのハーモニーという贅沢コース。これで締めれば言うことなし。いや、さらに沢庵を加えたらどうだ。4つのハーモニーは、もはや寿司ネタのマンハッタントランスファー。口の中に、めくるめくコーラスが鳴り響き、ショーを締めくくる。

 

もとい。ちょっと興奮してし過ぎたようだ。落ち着こう。要はトロタク巻きがたまらん、という話。噛むとまず海苔が来る。そして米。すぐさまマグロ、と思いきや沢庵。寿司の締めにはこの二転三転ハーモニーしかない。インフルエンザなんぞ、寿司食べて乗り切るぞ。締めはもちろん、トロタク、一択。