フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

年賀状やめない派

新 年賀切手発行 50年記念 平成10年(1998年) 切手シート

年賀状が好きだ。毎年、書くのは面倒だけれど、離れた知人の近況を知るのはやはり楽しい。メールやLINEでいいじんゃない? 確かにその方がスピードが速い。が、このスピードがつまらないと思っちゃう。待つ時間が無いつまらなさ。いつ届くかな、もう届いたかな。そんな遅さが愛おしいのだ。

 

元旦の日は朝からソワソワする。10時ころまでグッとこらえているが、我慢できずにポストを見にいく。輪ゴムでまとめられた年賀状を発見するときの嬉しさは大人になっても変わらない。で、夕方あたりもに再びソワソワするわけだ。第二弾が届くのではと(笑)。

 

年賀状によって手渡される情報はほんの僅か。元気ですか? 今年こそ会いたいね。みたいな短文がほとんどだ。でもそれでいい。一年に一度、数秒間、書き手は相手のことを脳裏に浮かべたのは間違いないわけで、それで充分にありがたいと思う。こちらも同じ思いで書いている。

 

昨今、年賀状やめます宣言の人が増えてきた。それはそれでありだと思う。確かに惰性で続けている感もあるし、費用も馬鹿にならないから。でも僕は、そんな不器用で古臭いメディアの肩を持つ。年ごとに届く年賀状は減っているが、最後の一枚になるまで書き続けるつもりだ。だって、ポストを覗きにいけない元旦の朝って寂しいでしょ。