フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

こまっしゃくれやがれ

落語名人会(16)

我が家の娘への教育方針として最も大事にしているのは、「IQより愛嬌」である。テストの結果はやたらいいが、態度はおぞましいほど悪い、なんて野郎には絶対したくない。教材は落語。笑いで生き抜くすべが詰まっているから。というか単純に面白いからですな。

 

てことで、定期的にホール落語や寄席に学習に行っている。数を見ているうちに、やってみたいなんてことを言いだす。そうしたらしめたもんだ。家で見様見真似が始まる。にわか師匠となって稽古をつける。覚えてくると、こんどは人に見せたくなる。

 

昼休み会から誕生会、学芸会へとお呼びがかかるようになる。てなコースを順当に歩む娘。ネタは、こどもが主人公のものが中心だ。初天神真田小僧、桃太郎なんてところ。どの子もこまっしゃくれたカワイイ知恵者ばかり。僕は志ん朝真田小僧が大好きだ。

 

短期なオヤジと、狡猾な息子。志ん朝の声色の使い分けが絶妙だ。特に息子の鼻にかかった誘い台詞は真骨頂。企みをハッピーに仕上げる才能。試験勉強じゃ身につかない。こまっしゃくれていけるかどうか、娘の修行はつづく。さあさあ、どうなりますことやら。