フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

渡辺貞夫に触れてみた

オウトラ・ヴェス~ふたたび~

NHK BSで録画してた渡辺貞夫のBlue Note NYでのライブを鑑賞しました(2019.3収録)。86歳とは思えないプレイに、思わずホッとしてしまいましたw。相変わらず、滑らかで繊細なサウンド。こころがあたたかく満たされてしまう。たいしたもんですね。

 

70年代に資生堂のCMで人気を博したころから、周りにまったく流されず、自分の好きなトーンを追い求めてきて、SADAOTONEと言ってもいい独自色に到達。それはビバップに、そこはかとなくラテンのテイストがミックスしているところ。日本人だからこそのミックスだと思いました。開拓民的な、、、。

 

そして大好きなのは、渡辺貞夫の顔。笑顔が素敵なんですよねえ。いつも笑顔。プレイ、いや仕事を楽しんでる。だから笑顔。ライブを見ると、脇を固めるプレイヤーも微笑んでいます。貞夫さんを好きだから楽しくて仕方ないって表情です。こちらもワクワクしてしまう。

 

アメリカの若いプレーヤーからは、レジェンドと呼ばれる渡辺貞夫。でもそんな飾り言葉にはまったく気にかけていません。プレーヤーの関係はフラット。彼は昔から「いいねえ」とよく口にしてました。年齢に関係なく「いいねえ」と言い合える関係こそ、彼の音楽そのもの。久しぶりに彼のサウンドに触れて、僕もこれからの人生にそんな関係をつくっていけたら、と心から思いました。