毎朝、満員電車で通勤しています。もう何十年も続けている行為ですが、いまだに迷っていることがあるのです。何両目に乗るべきか。どのタイミングで乗るべきか。です。
どこかに最良の選択があるのではないか? 僕はそれをゴールデンコースと名づけ、日々探し続けています。さすがに最近では、的は絞れてきたつもりでした。ある日のこと、いつもの時間に家を出たのですが、忘れものに気づき家に戻ったため、定刻の電車に遅刻ギリギリとなってしまいました。
これまでの研究では、階段口から遠い、前から二両目がゴールデンコースだと思っていました。しかし、その日はギリギリです。前の方まで行く余裕は無し。階段を駆け下りると、いつもは避けている五両目に飛び込みました。
やはり降り口から近い車両ですので、込み具合が違います。身動きは一切取れず、「ああ、やはり二両目に勝るものなし」と確信したのですが、少し先のターミナル駅に着くと、、、二両目より明らかに降りる人が多い。その先はむしろラクチンでした。
いやはや、最良だと思っていたルートと、どちらが良いのか一気に自信が無くなりました。結局、通勤電車にゴールデンコースなど最初から存在しないのか? いやいや、あきらめるわけにはいきません。僕の検証は、おそらく定年までつづくことでしょう。
※写真は今日スーパーで見たゴーヤです。本文との関連はありません。いや、キレイだったのでね。