フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

敬語は、遅い。

これでカンペキ!マンガでおぼえる敬語

首相や知事の緊急記者会見を見るたびにイライラする。結論がなかなか出てこないし、無駄な形容詞や副詞が多すぎるのだ。そして最悪なのが、具体案がほとんど出てこないところ。テレビを見ながら、「それはもう分かってるっつうの。熱意も努力も、もういいから。結局、いつ何をしてくれるの???」と叫ぶ日々。オジサン丸出し。

 

原因のひとつが敬語だと僕は思う。具体案については、決定力の無さや忖度や頭の悪さ(言っちゃった)と思うが、プレゼンのスピードを落としているひとつは敬語ではないかと思うのだ。NY市長の指示や、ドイツ首相の発表の何とシンプルで力強いこと。飾り立てる形容詞や副詞は極力少ない。言わねばならぬことを強く言っている。

 

日本語には敬語があるがゆえに、結論に辿り着くのが遅くなる。もちろん、最低限の丁寧さと尊敬は必要であろう。しかし緊急時、こちらは早く勇気づけてほしいし、早く安心したいし、早く行動したいのだ。火事場で「まことに恐れ入りますが、お足元の火にお気をつけくださいませ」では、間違いなく死ぬ。

 

直近の小池知事の会見で、「若者の皆さん」と言っていた。遅い。「若い人は」で何も失礼ではないし、年齢で分けてもらって構わないと思う。まず結論。次にその理由と論拠。さらに具体的指示。最後にねぎらいと励まし。敬語は最小限で、むしろ力強く動詞を。あ、これってコピーに赤字入れてるみたいだな。誠に失礼いたしました。