フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

未知との遭遇アゲイン

セイコー SEIKO クオーツ メンズ 腕時計 SUR283P1 [逆輸入品]

人生の中で、ラジカルイノベーションの瞬間を目の当たりにする体験は数少ないだけに鮮烈な記憶となるのだろう。僕にとっての第一弾は、カラーテレビだった。おそらく1969年だったと思うのだが、社宅の二件隣の家がカラーテレビを買ったというので、近所で集まってみんなで見たのだ。なんだかオールウェイズっぽいなあw。

 

それは忘れもしない、サザエさんだった。あまりの美しさにみんなしばらく無言だったのを覚えている。サザエさんに色がついている!なんて美しいのだと。第二弾は中学生の1974年ころ。クオーツ時計だ。友だちが誕生日プレゼントで親に買ってもらった時計を、これも仲間みんなで輪になって見た(笑)。

 

針が一秒ごとに進む様子に驚いた。そして一秒間の長いことにも驚いた。これまではアナログ針だったので、針は止まらず進みつづけていた。それがクオーツでは一秒をしっかり味わい尽くしている感じ。第三弾は、ウォークマンだ。あれは高二くらいだな。1979年の夏だったと思う。同級生の医者の息子が先生に秘密で学校に持ってきた。

 

学校の裏にあった人の来ないトンネルの中で、友だち三人で代わる代わるに聞いた。曲はビリー・ジョエルの「Movin' Out」だ。ビリーの「カカカカカ」が気持ちよ良くて何度も聴いたっけ。モノラルではなくステレオのサウンドを野外で聴く初体験に興奮した。あれ以降、この3つの興奮を越えるものはない。願わくはまた近い将来、日本発の驚きを味わいたい!