フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

いつかはコーデックス

コーデックス NHK趣味の園芸 12か月栽培ナビNEO

近所にわりと大きめの園芸店があって、毎日その前を通っている。基本は一般向けの花や野菜の鉢植えを置いている店だが、最近コーデックスを3鉢置きだした。コーデックスとは塊根植物といって、アフリカ大陸などが原産の多肉植物の総称だ。塊根というように、小さなものでもいきなり幹がデブなのである。写真のものが代表的なコーデックスで、アデニウムだ。こいつが店頭に現れたのだ。

 

これ、昔から欲しかったヤツである。マダガスカルバオバブの木を見たことはないだろうか。高さが20m、直径が10mにも及ぶ巨木だ。何とも不思議な形状の巨木で、死ぬまでに一度は生を見てみたいものの一つでもある。これをグイっと小さくしたのが、コーデックスに近い。バオバブがああいう形状なのは、雨が少ないアフリカ大陸で生き残るために幹にたっぷり水分を溜め込むためなのだそうだ。

 

コーデックスも同様にずんぐりしていて、そこが何ともひょうきんで楽しい。で、いつかは育てたい、と思って幾歳月なのだが、、、。カミさんが多肉植物を嫌っているのだ。何でも、多肉植物を屋内で育てるとよろしくない、とどなたかに聞いたことがあるらしい。しかしコーデックスはアフリカ出身であるからして、冬季は屋内で育てないと死んでしまう。ああ、もどかしいのお。

 

というわけで、園芸店のアデニウムや写真集を眺めたりしてごまかしている。いまのところ園芸店の3鉢は売れていない。何だか子どもの旅立ちを見守る親のような気持ちである。遠いアフリカからやってきたアデたちよ、どうか良き人に引き取られ、温かく快適な屋内で暮らせよ、と、朝のウォーキングがてらに話しかける。いつの日か自宅のリビングにコーデックスがやってくる日を夢見て(遠い目)。