リンゴの季節がやってきた。胸が弾む。リンゴが大好きなのだ。あの歯ごたえ、香り、フォルム、言うことなし。そしてこの秋、目新しい品種にハマっている。「トキ」というリンゴだ。写真がそれだ。淡い黄色で新顔。誕生したのは2004年で、リンゴ王国・青森の生まれだ。父は「ふじ」、母は「王林」という血筋の良さ。蜂蜜のような甘さと、梨のような食感とみずみずしさがある。いま一押しのリンゴである。
今年は豊作なのだろうか、店頭にトキがよく並んでいる。価格も一個100円以下に落ち着いてきた。このトキ、リンゴ界のサラブレッドと呼ばれているらしく、海外にも輸出されているのだとか。また、甘さを十分に引き出すために、早取りはせず、熟してから収穫するとのこと。青リンゴ、黄リンゴは酸味が強いイメージだったが、トキは酸味は感じられないのは、よく熟しているからなのだ。
以前、オーストラリアから輸入されているリンゴ、ジャズについて書いた。普通のリンゴよりサイズが小ぶりだが、その分食べやすく、味もいい。ジャズのいいところは、食べ飽きないところ。この点、トキも同様だ。食べ飽きない。これ、自分的にはリンゴの重要ポイント。リンゴって飽きやすい果物なのだ。ジューシーさがあまりないので、だんだん重荷になってくる。ジャズとトキは、これが無い。
西洋では、朝のリンゴは金という。ただ、もちろん果糖は含んでいるわけで、食べすぎず、でもできれば毎朝食べたいと思う。果樹を育てるのが夢なのだが、絶対無理だけれどリンゴ育てられたら最高だ。で、ふと気づいたが、青森って行ったことがない。これはいつか行って、直にトキを食べてみるべきではないか。トキ来たる？ 俄然、青森欲が高まってきたぞ（笑）。
