フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

鼻が指定する

【ケース販売】 スコッティ ティシュー 400枚(200組) 5箱 ホワイトパッケージ ×12パック入り

朝日新聞に先週まで掲載されていたアートディレクター、松永真さんの回顧録が面白くてとても楽しめた。デザイン界では知らぬものはいない大御所ディレクターであるが、一般の方たちも彼の作ったデザインなら一度は目にしているはずだ。ベネッセやカルビー、SEIYUのロゴ。資生堂UNOやAGFのコーヒーボトルなどなど。

 

僕はデザイナーではないが、デザインは大好きだし、とても尊敬してしまう。無から有を生みだす力に驚きをおぼえるからだ。松永さんのデザインは、デザイン自体素晴らしいものであるが、特筆すべきはその耐久性ではないだろうか。何年たっても古くならない。デザインは時代とシンクロする部分が大きいのに、全然古びない。

 

なかでもこのスコッティはその最たるものだ。回顧録によると、コンペの時点では花柄を入れることが指定であったそうだ。松永さんはそれを無視して、現在のデザインを提案。窓口は頭を抱えたそうだが、社内調査でも人気はダントツ。それではと、花柄デザインのものと一緒に社長に上げると、社長もこれを選ばれたのだとか。

 

我が家のティッシュは長年、写真の白いスコッティに決めている。松永さんの許可を取ったのかしらないが、ロゴはままで花柄のもよく見かける。しかし、そちらは買わない。オリジナルデザインで白、がやはり一番だ。どこに置いても視界を邪魔しない。そしてティッシュなのに、品がある。我が鼻が指定するティッシュなのである。