フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

ノヴァヤゼムリャ?

潜入!スパイカメラ ホッキョクグマ 氷上のサバイバル(字幕版)

先月一週間ほど寝込んだのだが、終日部屋で寝てるだけであったので、基本的に暇だった。当たり前と言えば当たり前だが(笑)。僕がこもった部屋は、実は娘用の部屋。リフォームした時に、その部屋の壁紙を世界地図にした。なので、籠もっている間、起きてる時間は世界地図を見つめる時間が長かった。

 

地図を見ていて気づいたことがあった。ノヴァヤゼムリャという島の存在だ。ロシアの北、スカンジナビア半島から北東、北極海に位置する長細い島。この島は何だ?と、微熱でうとうとしながら思った。おそらくというか、絶対にこの島には行くことはないだろう。が、なぜか気になる。熱が下がったら調べてみようと。

 

一週間後、幸い回復したので、早速ノヴァヤゼムリャを調べてみた。驚いた。ただの辺境と思っていたけれど、歴史に刻まれる島でもあったのだ。この島、ソビエト連邦時代の核実験場で、1955年以来、224回の実験が行われてきたのだそう。なかでも1973年に行われた地下核実験では、マグニチュード6.97相当の揺れを起こし、8千万トンの氷河の地滑りが起き、2㎞の長さの湖ができたとのこと。

 

実験は1990年まで続いたらしい。こんな島、誰も住んどらんだろう、と思ったら、2千人ほどいるらしい。先住民と、軍関係の人々らしいい。フィンランドから観光船が出ていて、島に寄るコースもあった。ホッキョクグマがうじゃうじゃいて壮観らしい。どんな地にも人生はあるのだなあ。脳内旅行で行ってみたノヴァヤゼムリャ。ある意味、想い出の島になった。