フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

自力タイムカプセル


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巣ごもりにつき、いろいろ溜めておいた本を読み漁っている。で、ふと以前買っておいた古本を思い出した。CM音楽界では知らない人はいない、作詞家・伊藤アキラさんの本だ。発行は1975年、昭和50年の本だ。1975年当時のヒットを分析した本を、2020年に初めて読んでいる。これが新鮮なのだ。紅茶キノコ中ピ連、ベルばら、、、。

 

僕はたまに自分にいたずらをしかける。ある時代の未来予想や、世評分析などの本を、リアルタイムではなく、思い切り年月をずらして読むという遊びだ。そんなことして面白いのか? 面白いのだ、僕には。誰に迷惑をかけることもなく、自分だけの喜びなのだ。こういうのもオタクというのかな。

 

中学生の頃、友人と一緒に神保町まで旅をしたことがある。当時、千葉の佐倉に住んでいた僕らにとって、東京ははるか銀河彼方。まだ中学生だったのに、古い本や雑誌、ポスターなどに興味があった僕は、骨董倶楽部という古書を愛する会を親友と作っていた。そんな僕らにとって、神保町は憧れの聖地だったのだ。

 

そこで手に入れた本が家にまだある。「世界一大観」という本。昭和35年発行。当時のあらゆる世界一を集めた本だ。当時の自慢話をいま読むと面白くてたまらない。2005年発行の「10年後の日本」という本も読まずに取ってある。10年どころか15年たったけど、もう少し寝かせておこう。自分でつくるタイムカプセル、オススメはしない(笑)。ただただ自分のために。