フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

春の色の力

ウララカ '78

ウララカという大瀧詠一のファーストアルバムに入っている曲がある。今日は図書館への道があまりに気持ち良かったせいか、突然頭の中にその「ウ~ララカ~♪」というサビのメロディが流れ出してきた。おそらくコロナのせいで、この春は歴史の教科書に載るのは間違いないであろうが、春の訪れはいつもと変わることなく、まさにウララカにやって来たのだ。

 

関東地方の天気予報によれば、今日以降、気温は20度前後を維持し好天がつづく見込みらしい。つまり本日をもって正式に2020年の春のはじまりと言ってよいのかな。これまでの春と少しばかり様子が違うのは、街に子どもが増え、一緒に遊ぶ親の姿も増えたことか。いつもなら閑散とした近所の公園は連日の大賑わい。なんだかドラえもんサザエさんの舞台である昭和の街のようで楽しい。

 

春と言えばキャンディーズの「春一番」も思い出すが、僕はこの曲に続く「夏が来た」の方が好きだった。歌詞が良い。「季節が空の青さに輝いて、部屋のカーテンと同じ色になったら」という出だしがお気に入りだ。どうも僕は、色で表現された歌詞に惹かれるようだ。季節の移り変わりは、色で感じる部分が多い気がするから。

 

ウララカな今日、近所の桜は2分咲きくらいだった。小さな花弁はまだ色は薄い。地面に咲き出したタンポポの黄色の方がまぶしかった。ウイルスは気温の上昇で活動が弱まるかは不明らしいけれど、春の色合いを見ていると、自然の息吹の方がパワーが強いのではと感じた。人間ではどうにもできないものは、自然が制圧してくれるかも。淡い期待を、春の色に思う。