フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

曇った日はレコードの日

Denon アナログレコードプレーヤー フォノイコライザー付 フルオート カートリッジ付属 ブラック DP-29FK

家にいる時間が長いので、時間が余計にあるし、流れもゆったりとしている。これまで読めなかった本を読んだり、録りためていた映画をみたり、掃除をしたり。今日はレコードを聴いた。ふだんはネットラジオNASに保存した音源を聴いているが、たまに思い出したようにレコードを聴きたくなる。

 

レコードとデジタルとの音の違いについてはプロに任せよう。僕のしょぼい耳では厳密には語れない。ただ音が柔らかなことだけは分かる。僕がレコードを聴くのは、その作法が好きなところも大きい。音を出すまでの作業が好きなのだ。レコード盤を取り出し、プレーヤーに置き、針を落とす。この流れが好き。

 

何だかコーヒーを淹れる作業に近しい気がする。ミルで豆を挽き、ドリッパーにセットし、お湯を注ぐ。これら一連の作業をつつがなくやって初めて、音を聴けるし、コーヒーを味わえる。ご褒美のような時間だ。働かざる者、喰うべからず。ノーペイン、ノーゲイン。ノーレイン、ノーレインボー。

 

レコードで聴くのはもっぱらジャズだ。ジャズなら多少のノイズも味になる。今日は、チャールズ・ミンガスを聴いた。直立猿人というアルバムがマイベスト。その中のA Foggy Dayというナンバーが最高だ。霧の大都会ロンドンを音響で表現。大渋滞と喧騒と悪天候といら立ち。これはレコードで聴くのがいい。まさにノイズの世界だからね。