フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

三上でいこう!

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イデアを出す仕事をしてきた。というか、アイデアを出さない仕事などないとも言える。農業だってアイデアは必要。サービス業だって、公務員だってそうだ。アイデア出さなくていいや、と思ってする作業はどんな仕事でも無味乾燥な気がする。僕が出すアイデアは広告アイデアだ。たまたま表現という形のアイデアをつくる仕事についただけで、他の仕事についていたとしてもアイデアにこだわっていたと思う。

 

イデアを提供する仕事、ということは、アイデアを武器に戦う仕事ということでもあるので、これはこれで大変だ。まず期限がある。決められた期限までに必ず、相手を満足させるアイデアを出さねばならない。あるとき学生時代の仲間と飲んだ時にこう言われた。「アイデアがまったく出ないというときはないのか? アイデアを出し続けることは苦痛ではないのか?」と。

 

そう言われるまでそのことを意識したことはなかった。確かによく考えてみると恐ろしいことだ。期限になっても何も浮かばなければ、存在する価値は無いのだから。思い出してみると、新人の頃はそんな恐怖を抱いていた時期があった。しかしその時期はトレーニングの時期であるので、アイデアそのものよりも、アイデアを期日までに絞り出す訓練をしていたのだ。いわゆる100本ノックの時期。質より量で、アイデア筋をつくっていた時期だ。

 

いつの間にやらアイデアを出すことが当たり前になり、いつでもどこでもアイデアを考えるようになった。アイデアはどこで生まれるのか。僕の好きな古い中国の言葉に「三上」がある。ひらめきの起きる場所は三上(馬上、枕上、厠上)と。馬上、いまなら電車や車かな。枕上、つまり寝てるとき。そして厠上、トイレットタイム。どれも僕には当てはまる。なかでもトイレは一番だ。会社の個室トイレで「あっ」と声を出したこともある。家のリフォームでもトイレに一番気を使った。そろそろアイデアが枯渇する年齢に入ってきた。三上にますます頼るしかなさそうだ。